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2018年年間最優秀酒表彰に行ってきました [活動報告]

去る9月22日に小林酒造に2018年年間最優秀酒の表彰に行って参りました。

まずはその動画です。



この表彰に参加したアキ坊のレポートがありますので掲載いたします。

190922_小林酒造訪問
 
 小林専務が応対。お茶を出して頂き、今後の事業展開をお伺いしました。「黒字になってまだ15年。それまでは赤字の大変な蔵でした。」とのことでした。
 
 拠点は3つ。今の蔵は600坪で、今後は此処を本社として高額商品(兵庫県A地区の特上山田錦、全体の2%)や生酛、栃木オリジナルの商品を生産。狙いはミシュランの三ツ星とのこと。さらに4000坪の敷地を量産拠点としてフルーツリキュールや富山の五百万石で日本酒を生産。山奥では大型冷蔵施設の貯蔵庫を稼働します。
 
途中で若手の蔵人が報告に入りました。「トメ2本終わりました。目標は5.2」とのこと。小林専務はゴドハチブでホカンと回答しました。門外漢にはなんのことか分かりません。
 
その後、蔵見学になりました。白い白衣の上着・中央チャックと、毛髪を覆う使い捨てキャップ、専用サンダルを装着しました。手洗いとアルコール消毒を行い、製造現場に入りました。
 
余計なものに触れないように。という注意勧告は、ケータイ・スマホ撮影が禁止されていることも言外に含まれていました。
 
麹室は4つの区画で、最初の部屋は50℃程度のサウナ室のようでした。麹が撒かれた蒸米が敷き詰められ、巨大な秤が仕込まれた台によって計量されていました。
 
米は230kg程度、随所に温度計が差してありました。
 
部屋2では米が部分的に麹で曇っていました。
 
部屋3では突きはぜ麹として部分的に白く不透明になっており、パラリと乾いていました。少量食べてもよいと許可がでました。ほんのり甘く、麹の香りがしました。米は山田錦の50%とのこと。部屋が進むにつれて麹箱の大きさが小さくなっていました。
 
部屋4「出麹室」は麹室の木張りではなく、ここで常温に冷まします。どの部屋も扇風機が回っていました。
 
9月1日から始まった仕込み:
 
酒母作り~留添までのタンクは3200L程度で十数基~20基前後、温度管理ができるタイプの銀色でした。タンクにはチェックシートが掛けられ、担当者、日付、温度などのデータが書かれていました。最初に仕込んだ五百万石の醪は後2週間位で絞れるとの事でした。
 
ビンの置かれた倉庫を抜け、見学は終了しました。
 
表彰式と記念撮影を行いました。
 
4000坪の拠点に移動。「リキュールを作り始めた頃に砂糖を置いていたら小林酒造は日本酒に砂糖を入れていると言われてしまった」近年のSNSリスクから、蔵見学は今後減るか無くなるだろうとの話を伺いました。写真やデマが拡散する昨今、蔵見学のリスクは大きいようです。
 
リキュールの密閉タンクは屋外設置。見栄えは良くないが寒暖差で熟成を速める意図あり。
 
酒米をグレーンに見立てたウィスキーを熟成中で、180Lの樽は新樽や古樽がありました。
 
450Lの樽も新樽や古樽があり、こちらの古樽にはバーボンやラム酒、オロロソと呼ばれるスペイン・シェリーワインの古樽が使われていました。
 
ウィスキーの元の酒米は山田錦でした。
 
 
余談で、サントリーの響は梅酒の古樽が使われているとのこと。
 
蔵見学が終わり、中華料理をご馳走になりました。
 
冒頭にお話頂いた、業界関係者以外はお断りで、一般、個人は訪問できないという言葉から、貴重な機会を頂いたと思います。
 
丸文さんをしきりに社長と呼んでいたあたり、ビジネスの側面を強く感じました。
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